第2回「高校の予習をしておこう」

こんにちは、さくらです。
「さくら受験生ライフ」、第2回は「高校の予習に使う1冊」を紹介いたします。


塾の卒業生が訪ねて来たとき、高校の授業が難しいという教科は、ほぼ「数学」と「理科」に限られます。
数学と理科は中学と高校のレベル差の大きい科目なのです。


特に、「数学」は絶対にわからなくなってはいけない教科です。
数学は1度わからなくなると取り戻すのが困難で、落ちこぼれると国公立大への道が絶たれてしまいます。
入学までに、できる限り先取り予習しておきましょう。


上位校進学者が予習に使うのなら赤チャートがオススメです。

チャート式 数学I+A 数研出版 ¥ 1,796




数学がちょっと苦手な人には黄チャートをどうぞ。
(チャート式はレベル順に「赤・青・黄・白」とありますが、苦手ならば青を飛ばして黄がよいと思います。)
チャート式 解法と演習数学1+A 改訂版 数研出版 ¥ 1,838




上記2冊は、すでに「さくら進学クリニック」で紹介していますが、「さくら受験生ライフ」では使い方も説明しちゃいます。

予習の目的は「授業を受けるための準備」にあります。
したがって、予習で「何もかも」理解する必要はありません。


高校の授業は中身が濃いので、何の準備もなく受けてしまうと内容を受け止めきれなくなって、どんどんわからなくなってしまいます。
そうならないためには、事前に自分の「わかるところ」と「わからないところ」をはっきりさせておき、授業で「わからないところ」を集中して聞けばよいのです。
「ここまで」はわかったけど、「ここから」わからなくなった、というポイントがはっきりしていれば、授業でマスターすべき内容は限られてきます。


そのための予習ですから、「解説を見てもわからないもの」に当ったら、それはパスしてよいのです。
わからないものはパスして、わかるものをどんどん進めましょう。
とにかく、ひたすら進むことが大切です。
(わからなくてパスしたものは、授業で聞き漏らさないように、しっかりチェックしておきましょう。)


そう考えれば、多少難しめの「赤チャート」でも、こなしていけるのではないかと思います。
頑張ってみて下さい。
3月下旬には教科書を入手できるはずですから、次は教科書の予習をしましょう。
一度チャートでやっているのですから、かなり快調にこなせるはずです。



理科に関しては、高1で習う科目が学校によって違うので、カリキュラム(教育課程)を調べておいた方がよいでしょう。
ほとんどの高校では、ホームページにカリキュラムを掲載しています。


公立御三家は「理科総合B(中学でいう2分野)」と「生物1」なので、苦労することは少ないかもしれません。
私立の場合は、高1で化学を学ぶ学校が多く、市川が「理科総合A(1分野)」、昭和秀英が「化学1」、東邦のように「理科総合A」という名前で、実質は「化学1」というような学校もあります(東邦は「生物1」も)。


理科で難しいのは「物理」と「化学」というイメージですが、先生によっては「生物」でも難解な場合もあります。
(県千葉に進学した卒業生が、毎年のように「生物」の質問に来ていました。)
理科の場合、授業のすすめ方が先生によって個性があるので、あまり先取りしなくてもよいと思います。


ただ、高校の理科ではどんなことを学ぶのか、大筋をつかんでおくと授業が楽になるでしょう。
そのための気楽な1冊を紹介します。


新しい高校物理の教科書 (ブルーバックス) 講談社 ¥ 1,208

新しい高校物理の教科書

新しい高校物理の教科書
著者:山本明利
価格:1,208円(税込、送料込)
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新しい高校化学の教科書 (ブルーバックス) 講談社 ¥ 1,260

新しい高校生物の教科書 (ブルーバックス) 講談社 ¥ 1,260

新しい高校生物の教科書

新しい高校生物の教科書
著者:栃内新
価格:1,260円(税込、送料込)
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新しい高校地学の教科書 (ブルーバックス)講談社¥ 1,208

新しい高校地学の教科書

新しい高校地学の教科書
著者:杵島正洋
価格:1,208円(税込、送料込)
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いずれも、読書感覚で予習することができます。(中には計算が必要なものもあります)
これで興味を持てれば、高校理科の授業が楽しくなるでしょう。


次回は「合格祝いに便利な家電」を紹介します。


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