第4回「高校生におすすめの英和辞典」
こんにちは、さくらです。
今回は高校生向けの英和辞典を紹介いたします。
中学校で学ぶ英単語の数は「およそ1000語」、それに対し高校で学ぶ単語数は「およそ6000語」とも言われています。
中学生向けの英和辞典では、とても高校生の英語学習をカバーすることはできません。
ところで、「今どきは電子辞書でしょう」という人がいるかもしれません。
中学でも高校でも、学校で英語の先生に「英和辞典は電子辞書でもいいですか」と聞いてみて下さい。
ほとんどの英語の先生は「ダメ」と言うでしょう。
辞書を引く目的は「その言葉の意味を知る」ことにあります。
しかし、辞書を引けば同時に、その言葉の使い方や同音異義語、類義語も知ることができます。
1つの言葉から、多くの知識を得ることができるのです。
そういう使い方から考えれば、1つでも多くの知識を吸収したい中高生にとっては、電子辞書よりも「本の辞書」の方が優れているといえるでしょう。
だたし、電子辞書にも利点はたくさんあります。
本の辞書と電子辞書を上手に使い分けられれば、効果的な勉強ができるでしょう。
「高校生におすすめの英和辞典」
学校の先生や塾の先生、さらにはインターネットの検索で「おすすめの英和辞典」を尋ねれば、さまざまな答えが返ってきます。
「ジーニアス」がよいと言う先生もいれば、「ジーニアス」の時代は終わったと言う先生もいて、誰の言葉を信じたらいいのという感じです。
私は参考書や問題集でもそうですが、基本的には「何でもよい」と思っています。
大切なことは「どれを使うか」ではなく、「どう使うか」なのです。
正直、高校生になったばかりの生徒に、英和辞典の善し悪しや使い勝手などわかりはしません。
たまたま手にした辞典を使っていくうちに、その辞典の書き方になじんでいくものです。
そういう意味では、まずは定番ものを使ってみて、受験勉強で不満が出てくるようになったら、好みのものに買い替えればよいのではないでしょうか。
別に、高校3年間、同じ辞典を使わなくてもよいのですから。(もっとも、決して安いものでもありませんが。)
ちなみに、新高校生には和英辞典は必要ないでしょう。(電子辞書を併用していれば、なおさらです。)
Amazonの英和辞典ランキング第1位
「ジーニアス英和辞典」第4版 大修館書店
定番中の定番だけに、上位校では使っている人が多いでしょう。
易しい書き方の事典ではないので、中位校までの特に英語が好きではない人はやめておいた方がよいかもしれません。
アマゾンの英和辞典ランキング第2位
「ウィズダム英和辞典」第2版 三省堂
これも比較的上位校向けだと思いますが、ジーニアスよりは「わかりやすい」と感じる人が多いと思います。
幅広い層に使ってもらえる英和辞典でしょう。
「アクセスアンカー英和辞典」 学習研究社
ランキングからは外れますが、高校英語の入門的な英和辞典として「アクセスアンカー」をおすすめします。
上位校で人目を気にする人にはすすめられませんが、辞書を引くことが楽しくなる1冊です。
このブログを見てもらえると、ジーニアスやウィズダムとの差は歴然です。
次回は「おすすめの電子辞書」を紹介します。